M-1グランプリ①

来週の日曜日、待ちに待ったM-1決勝が行われる。しかし二つ懸念材料がある・・。


一つは審査員に上沼さんが居る事だ。「あの毒舌が面白い」「みんなが当たり障りない事を言っても面白くない。」とか言って、擁護する人も多い。確かにかつてはそうだった。でも、それは彼女に俊敏な頭脳計算できていた毒舌だったからだ。褒め過ぎたコンビはチクッとイジリを入れて、好みでないコンビにら苦言を呈しつつトドメは刺さない。その塩梅がうまいから、審査員として番組に奥行きを与えていた。


ところが2017年からおかしくなった。マヂカルラブリーを一方的に腐したのだ。そしてその翌年は更に拍車が掛かった。ミキの自虐は絶賛し、ギャロップの自虐はボロクソ。(ナイツ塙さんの本にはその理由を書いてあったが、正直単なる好みじゃねーかとしか思わなかった。少なくともあの場であんなにコメントに差をつける事は無いと思った。) 武智久保田騒動もこの年。あんなもんを配信した両名は大馬鹿だが、文句を言いたくなる気持ちはよく分かった。


そして去年は冒頭から急に自分のCDの宣伝をしてスタジオの空気をおかしくした。極め付けはからし蓮根の点数発表の場で和牛を口汚く罵る。色々な意見はあって然るべきと思うが、これを「アリ」とする人とは一生分かり合う事は無いだろうな〜と思った。


彼女の番組には笑わせてもらったし、凄く頭の良い人と思っていた。しかし悲しいかな、もうあの俊敏な頭脳の持ち主は存在しない。