2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

本質を見抜くって・・

一連の吉本騒動。社長の会見から、パワハラや給与の問題で様々な意見が飛び交っている。そんな中、「論点がズレてる」「この問題の本質は違うだろ」という声がネット上で出てきた。自分も同感だ。そうそうパワハラ発言や給与の問題より大事なことがあるぞあ…

精神科医だからといって・・・

精神科医に限らず、医者あるあるなのが「身近な人からの相談」だと思う。身内・知り合いに医者が居るから聞いたらいいじゃんくらいの軽いノリが多い。しかし医者の殆どは面倒くさいと思うのではないか。何故なら実際に診察できる事は少なく、電話だったり間接…

適切な距離感3

前回の続き。適切な距離感が取れない医者というのは他にも居る。 自分自身、患者さんや家族に何かを提案した場合、やはり聞き入れて欲しい。そうした方が一番プラスになると思う提案をしてるからだ。ただそれを無理強いはしない。人の価値観は人ぞれぞれ。何…

適切な距離感2

前回書いた通り、患者さん・家族との適切な距離感を取ることは難しい。自分自身も何度か失敗して学習していった面もある。ただそんな自分から見ても、「これはあかんやろ~」と言いたくなる医者は居る。 一人目の医者をAさんとしよう。(話は逸れるが、医者同士…

適切な距離感

患者に寄り添うように心がける。原則としては正しい。しかし、どんな場合もそれで片付くと思っているのは違う。人格障害、知的障害、発達障害などでは枠組みを決めなければいけない。不安障害(とりわけ、身体症状の訴えが多い人)の患者さん相手に症状をずっ…

精神科医をしている理由

どうして医者になったのか?どうして◯◯科を選んだのか?医者をしていると、何百回、何千回もされる質問である。本当に人それぞれだと思う。世の中の為になりたい、親が医者だった、自分が過去その科の病気に罹った事があるなどなど。自分自身はと言うと、や…

はじめまして

「◯◯さん、将来文章を書く仕事を頼まれるよ。それは断らない方が良いよ。」数ヶ月前、ある占い師の所に行くとこう言われた。医者のくせに占いを信じるのかと言われそうだが、世の中には勘の良い人、悪い人というのは居ると思う。また、危機一髪で助かった経…