医学部時代の話④

2年生からはいよいよ医学部キャンパスに移り、専門教育が始まる。

いわゆる基礎医学からスタートする。病気のことを勉強する前に、正常の人体構造を理解することから始まる。・・・が、これが結構しんどい。教養で楽をしてたし、覚えるべき用語が多すぎるし、病気と直結していない(ように見えて)面白くないし・・・。テストは殆ど記述式で過去問ともガラッと変わることもしばしば。講義で殆ど触れていない、教科書の端にチョロっと書いている事が出たりねぇ・・。

主な講義はこんなもんか。

組織学

顕微鏡で細胞をスケッチ。絵心ないと結構苦戦。

肉眼解剖

いわゆる解剖実習。4人で1体を解剖する。エグいとかホルマリンの匂いがきついとかはすぐ慣れるが、体力的にきつい。朝から晩まで週3~4。予習しとかないと何やってんだか分からないけど、その気力が沸かない。

脳解剖

脳の解剖。上記の解剖と一緒にやる学校もある。

生理学、生化学

人体の中で行われている機能を学ぶ。覚えることがクソ多い。

疫学

疾病の発生原因や予防などを学ぶ。個人的にはこれが一番好き。

 

この学年が1番大変で留年する人が多い。(学校にもよるが)

学生の為を思って敢えて厳しくしてる教授も居たが、面白がって大量に落としてるようなクズ教授も居たなぁ。